1. 契約満了による退去

家主さんへ特に文書による通知は必要ありませんが、事前に家主さんへお知らせするほうが退去時のトラブル回避に繋がります。

2. 途中解約による退去

契約書に明記されている内容に従って事前(通常2ヶ月前以上)に家主さんへ文書で通知しなければなりません。解約日は契約書の内容によっては契約基準日(解約開始の日にち)での解約を主張される家主さんもいらっしゃいますので事前に確認が必要です。
例えば4月20日に契約が開始された場合、毎月20日を基準日とするため 5月10日に通知を出しても通知日から2ヵ月後の7月9日までの契約ではなく、当月の基準日から2ヵ月後の7月19日までの契約とみなされるということです。契約書の解約条項に”anytime”の表記があれば問題ありません。

3. 次のテナントの下見

家主さんは退去が決まれば次のテナントを探すために空く予定の物件としてマーケットへ出されます。見学を希望される方にはできるだけ協力していただいたほうが良いでしょう。但し、事前連絡のない訪問には応じられる必要はありません。

4. 公共料金の精算

名義がご本人または会社の場合は解約手続きを当社が行います。ガスは元栓をガス会社の方が閉められますので事前に予約が必要です。
家主さん名義の場合は退去当日に各メーターの値を確認して清算します。前回までの請求書(少なくとも直近のもの)をご用意ください。ガス料金は実際のメーターの値と支払済みのメーターの値との間に差が生じている場合があります。退去が決まったらメーターと請求書を確認し差が大きい場合は速やかにガス会社へ実際のメーター値を報告してください。

5. お引越し

お引越しの際には家主さんの家具とご自分の家具を間違えないようにご注意ください。また、普段は使用していない寝室の鍵の取り扱いにもご注意ください。事前に契約書に添付されている家具リストや入居時にサインされた物件引渡し書でご確認される事をお勧めします。

6. クリーニング

最近、退去時の家主さんとのトラブルが増えてきています。トラブルを極力回避するためにもお引越し後のクリーニングは必要です。クリーニングの業者さんを使う必要はありませんが、一般的なクリーニングはお願いします。特に照明スイッチの手垢、エアコンのフィルター等は家主さんの目が行きやすいところです。

7. 物件の明け渡し

物件の明け渡し日時は余裕を持って設定してください。お引越しとは別の日に設定していただくのが理想的です。